この本は、金融機関で働く人、資産運用を行っている人にぜひとも読んでほしい本です。

2017-05-22-11-59-28


日本では、欧米に比べて資産運用してもお金が殖えない理由

銀行が損すると分かっている毎月分配型投信を売る理由

これから資産運用業界はどのように変わるか

この本を読めば、日本の金融の本質が分かります。


先日もFPの方で、20年も資産運用の相談に関わっている方が

株式投資=ギャンブルと言っていたのには驚きました!

投資って社会が継続していく中で一番重要なことなのですが、プロと呼ばれる方がこの程度の認識とは残念です。


その方が勧めていたのが、手数料の高い豪ドルの外貨建ての終身年金でした(笑)

私には、外貨の終身年金の方がよっぽどギャンブルに思えるのですが・・・


話は脱線しましたが最近の金融庁の改革は、資産運用を日本に根付かせるために本気になっていることが分かります。

森長官の発言はSNSでは話題になっていますが、テレビでは言わない(金融機関からの広告が減るという大人の事情?!)ので、知らない方は下のサイトを参考にしていただければと思います。

http://www.fsa.go.jp/common/conference/danwa/20170407/01.pdf

内容を要約すると

・顧客である消費者の真の利益をかえりみない金融機関の論理が横行

・金融庁基準の積立NISA対象となる銘柄が投信残高30位以内に1つしかない
→アメリカの投信残高10位以内の商品のうち8本該当
→日本の投信は長期資産形成できない商品

・日本の投資信託は金融機関の手数料稼ぎの為の商品


・日本では投信残高がピーク時に売れる
→推奨販売 「この商品今売れています」がセールストーク?!

・毎月分配型投信は複利のメリットを享受できないことをお客様に確認したうえで販売すべき
→「毎月〇円分配金が出ます」しか販売員が言わない

・販売手数料・信託報酬のコストを明確にすべき
→特に「信託報酬」を理解していない人が多い
→10年間のコスト明確にすべき


一番の名言は


正しい金融知識を持った顧客に売りづらい商品を作って一般顧客に売るビジネス、手数料優先の顧客の利益が軽視されるビジネスを社会的に続ける価値があるか?従業員もやりがいがない?

よくここまで言ってくれたと思います!




今後20年で資産運用の問題点が改善されて

投資をするのが当たり前の社会となり、

コストの安い良質な金融商品が売れ、

顧客と共に考える金融機関のみが生き残る
時代が来ると思います。



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